出来ればボディマウントがよいのですが… (当工場のカプラー事情)
ご注意!当工場は長期休業中です。
日報(記事)は不定期更新です。
夏休みももうすぐ終わりですね。
私は、通院などの事情もあり、実家に帰省しました。
ただ、GW同様に帰省の自粛の影響で新幹線はかなりガラガラでした。
新大阪へ向かうのぞみ(新大阪行きの383号)は、1輌に10人程度の乗車でしたね。
東京出発前に横を見ると、名古屋行きのこだまがN700S系でした。
7月からN700S系が投入されていますが、まだまだ数が少ないので乗車できるのはまだ先でしょうね。
EX予約のグリーンプログラムも、本来失効するはずの昨年のポイントが今年に引き継がれており、2000ポイント以上ありますがいつ使うか……
(年末の帰省に使うか?)
さて、関西の出張所に戻ってきたのですが、出張所にいる車両に手を少し入れることにしました。
(一応、TNカプラーです)
■本当はボディマウントが理想ですが…
先日、当工場にJR西日本の227系1000番台が入線しています。
(227系1000番台の入線報告記事はこちら)
(落ち着いた色使いです)
広島地区に投入された227系は“Red Wing”の愛称で、車体も赤をベースにした塗装がされていましたが、和歌山線や桜井線での運用を考慮して落ち着いた塗装が1000番台にされています。
(アーバンネットワークに派手な塗装は好かれていないようですね)
そんな227系ですが、tomixでは通常グレードの製品ですので……
(本来の標準です)
カプラー(連結器)にアーノルドカプラーが装備されています。
このカプラーはNゲージでの国際的に共通のカプラーです。
ですが、最近(?)では各社で実車に則したカプラーを採用しているため、ある意味珍しくなってきています。
KATOでは、他社との連結が想定される機関車や貨車を除けば、ほぼKATOカプラーになっています。
まぁ、GreenMaxやマイクロエースは従来通りアーノルドカプラーを標準にしていますけどね。
(マイクロエースは先頭車にカプラーにアーノルドをカプラーを標準にするのでビックリすることもありますが。)
tomixの場合、新幹線は独自のカプラーを装備していますし、ハイグレードはボディマウントTNカプラーを採用しています。
(プログレッシブグレードは通電カプラーですね)
その他の場合、今回入線の227系のようにアーノルドカプラーを装備しています。
まぁ、そのままでも運転に支障はもちろん全く無く問題は無いのですが、カプラーが大きいので見た目が悪いことと、連結間隔がどうしても開いてしまいます。
そこで……
(TNカプラーへ!)
TNカプラーへ交換します。
(台車を外して)
作業は簡単です。
まずは台車を車両から外します。
tomixの場合、トレーラーの台車はビスで止めていますので、ビスを緩めて外します。
その際、集電バネを無くさないようにします。
(交換するだけ)
あとはカプラーを交換するだけです。
(カバーは力を入れすぎないように)
カプラーは金属製のカバーで固定されていますので、マイナスのドライバーなどでこじ開けます。
その際、カプラーを支持する小さなバネを飛ばさないように注意します。
このバネがないと、カプラーが下を向いてしまいます。
あとはカプラーを交換するだけです。
スペーサーをカプラーに取り付ける場合もありますが、最近の製品では入れる必要はまず無いと思います。
(交換完了)
カプラーをTNカプラーに切り替えました。
あとは車体に戻すだけです。
(イメージがかなり変わります)
カプラーが変わったことで、連結面の印象がかなり変わります。
ボディマウントTNカプラーほどではないですが、実車に近くなります。
もちろん……
(車輌間隔も♪)
手前がTNカプラーで、奥がアーノルドカプラーです。
見ての通り、TNカプラーに交換するだけで車両の連結間隔が縮まります。
(もちろんボディマウントTNカプラーほどではありませんが)
これで、作業は完了です。
なお、この227系を含め大半の取扱説明書を見ると、カプラーの交換はボディマウントTNカプラーが記載されています。
(ボディマウントTNカプラーを取り付けられない貨車などは別)
まぁ、ボディマウントTNカプラーの方が見た目も実車に近いですし、連結間隔もかなり実車に近く短縮できます。
実際のところは、高級なカプラーに交換してもらうことで、利益を得たいというのがメーカーの本音なんでしょうけど(笑)
ただ、当工場ではアーノルドカプラー装備のtomixの車輌については、ボディマウントではないTNカプラーを標準としています。
貨車は、他社との連結や、自社製造でアーノルドカプラー装備の車両もいることから、アーノルドカプラーとしています。
(その関係で、牽引する機関車もアーノルドカプラーを標準としています。)
その理由は大きく二つあります。
1.コストの問題
現実的な問題です(^^ゞ
リーズナブルな6個入りボディマウントTNカプラーもありますが、それでも1500円近くします。
6個ですから、実質3輌分です。
電車で10輌貫通編成を考えると、先頭車の先頭部を除いた18個のカプラーが必要です。
6個入りでも3セット、4500円ほどかかります。
「あれだけ車両を導入しているTO重工が何を言う!」と思われるかもしれません。
ですが、ある意味それだけ車両を導入していると言うことは、カプラー交換対象の車両も多くいることになります。
当工場で対象になる車輌は、113系、115系、211系、415系を中心とした近郊形電車と一部の特急電車になります。
113系や115系は改造種車だけでも100輌以上在籍しています。
(運用車輌も含めれば、300輌以上いるでしょう。)
それだけの車輌のカプラーをボディマウントTNカプラーに交換するには、相当のコストが必要となります。
ですので、ボディマウントTNカプラーに交換していないのです。
2.運用上の問題
上でも書いていますが、交換対象になる車輌の多くが近郊形電車です。
それらの車輌の入線が始まったのは1990年代初めで、まだボディマウントTNカプラーが製品化される前です。
そのため、そもそもボディマウントTNカプラーを取り付けられない車両がいるのです。
当工場の東京口の211系は、ボディマウントTNカプラー発売前の製品ですので取り付けることが出来ません。
クハの先頭側のカプラーももちろんボディマウントTNカプラーではありません。
また、113系も初期に入線した車両はボディマウントTNカプラー発売前の製品で、取り付けることは出来ません。
そのほとんどは当工場で改造されていますが、それでも113系や115系として運用されているため、全ての車両にボディマウントTNカプラーを取り付けることが出来ません。
もう一つ問題なのは、他社との混成があることです。
東京口の211系は基本はtomix製なのですが、2階建てグリーン車はKATO製です。
なぜかというと、2階建てグリーン車のサロ212+サロ213が登場するのですが、tomixは最初サロ212のみ製品化しました。
(サロ124形との兼ね合いもあったのでしょう)
そのため、KATOのサロ212+サロ213を導入しました。
(座席が塗装済みだったのもポイントでした)
そのため、KATOカプラーが混在する編成になっています。
113系や115系も同様です。
113系の場合、165系から編入されたサロが2輌います。
400番台と500番台です。
当工場で165系から改造したときにはtomixで165系が製品化されておらず、KATOの165系から改造しました。
また、115系では117系から編入の3500番台が在籍しています。
もちろんtomix製ではなくKATO製から改造です。
その他、GreenMaxのエコノミーキットから製造された車両もいました。
当然ですが、いずれもボディマウントTNカプラーを取り付けることは出来ません。
これらの理由から、ボディマウントTNカプラーへの交換を躊躇しているのです。
まぁ、最近入線した14系客車や24系客車はボディマウントTNカプラーに交換していますが、これだけは例外ですけどね。
ただ、今後はどうなるか判りません。
113系2000番台と115系1000番台はアーノルドカプラー装備ですが、113系0番台や115系300番台はハイグレード仕様でボディマウントTNカプラー装備です。
今後拡大するかもしれません。
とは言え、ボディマウントTNカプラーとTNカプラーの混成は現在も行っていますので、このままかもしれませんが(笑)
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